Re: 〔2〕章(3)節・治療者の行うパロール的分類についてのご感想 ( No.1 ) |
- 日時: 2004/10/23 22:53
- 名前: トルネード
- 私は精神科医になりたての者です。
大変恥ずかしながら、これまで精神科診断を行う立場にありながら、この章で提唱されている「ラング的分類」「パロール的分類」という区別をあいまいにしたまま(というより気づかぬまま)、すごしてきました。 こんな私がいうのもなんですが、この分類を念頭において治療にたずさわることは、極めて重要なことであると思います。 しかし、私のまわりの先生達でこれに自覚的な人はいないということに気づいてしまいました。ここに書かれている内容を自分なりに捉えなおして、熱い口調で語りかけるのですが、どうもピンとこないようなのです。 この事実に愕然とし、このところ何だか孤立感さえおぼえるようになってしまいました。しかしこのことに気づかなかった昔には戻れないと思います。 こんあこと、ここに書くべきことではないかもしれません。 でもどうしていいかわからないのです。 何かいい考えはないでしょうか。教えてください。 精神科医の方でもそうでなくても構いません。
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Re: 〔2〕章(3)節・治療者の行うパロール的分類についてのご感想 ( No.2 ) |
- 日時: 2004/12/18 20:12
- 名前: じゅん
- ここでの一番の問題は、精神科疾患に疾患単位というものがあるかということだと思います。肺炎とか、脳梗塞とか言う意味で、独立した疾患群があるのか? 膠原病などの場合のように典型例においては相互に区別できるが、その中間に移行例のようなものがあるかということです。もしすべてが連続しているのであれば、分類は恣意的な「言わけ」になります。一人の精神科医の中では、統合失調症とうつ病は別のものとされているのか、一人の医者の中でも連続したものとされているかではないでしょうか?
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