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〔3〕章(1)節。治療者を揺るがす・・・についてのご感想
日時: 2004/05/17 05:11
名前: 管理者   <info@drkumaki.com>
参照: http://www/dr-kumaki.com

皆様のご感想をお聞かせください。
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Re: 〔3〕章(1)節。治療者を揺るがす・・・についてのご感想 ( No.1 )
日時: 2004/05/27 23:08
名前: 後藤 遼太郎

「ミュンヒハウゼン症候群」の母親が子供から血を抜くシーンが不自然に感じられました。一方の手で患児の口を塞いでいるのですから、片手でしかも、「針を腕に突き立てる」様な手技では、一滴の血液も採血出来ないでしょう。片手でシリンダーを引くのは非常にむずかしいですし、突き立てると筋肉に針先が入ってしまい静脈血は抜けません。薬剤を筋肉注射しているのなら分かりますが。
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Re: 〔3〕章(1)節。治療者を揺 ( No.2 )
日時: 2004/05/28 12:52
名前: みさ

『突き立てる』というのは、あくまで読者にその様子が想像しやすいように配慮して書かれた表現ではないでしょうか?ここで重要なことは、母親が子供の血を抜いてまでして、我が子を貧血状態にしていた、普通では理解不能の行為をどうとらえるか。また、治療者はそんな患者を前にしてどのように対処していけば 良いのか、その難しさにあると思います。
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Re: 〔3〕章(1)節。治療者を揺るがす・・・についてのご感想 ( No.3 )
日時: 2004/05/29 11:41
名前: 後藤 遼太郎

読む方のバックグラウンドにもよるのでしょうが、一応事実のような文脈で書かれているわけですから、医療関係者で採血経験のあるひとであれば、なんか不自然なことが書いてあるなと引っかかってしまうと思いますよ。私はこの本はとてもよい本だと思いますので、「玉に瑕」の様な感じがして、次回改訂の時は描写を変えられたらと指摘しました。熊木先生もお気づきだと思いますが、本当に血液を抜こうとしているのなら「有り得ない」シーンですから。この母親は今までもそういうやりかたで実際に血液を抜いてきたのでしょうか。2歳の子供の腕から貧血になる程血液を抜くのは、丁寧な手技を必要とするのですよ。
 この本を評価して、しかも何かアドバイスめいたものを、「身体科の医者」が言うとしたら、「あの話は不自然だから止めたほうがいい」と言いたい。
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Re: 〔3〕章(1)節。治療者を揺るがす・・・についてのご感想 ( No.4 )
日時: 2004/06/20 08:49
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私は採血経験のある臨床関係者ですが,別にひっかかりませんでしたよ。
そんなことは、さして重要でないというか...。
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ミュンヒハウゼン症候群とは何か ( No.5 )
日時: 2004/08/03 20:06
名前: りゅう

71ページ(6〜7行目)に
「代理母ミュンヒハウゼン症候群」(ミュンヒハウゼン症候群とは虚偽性障害とほぼ同義。母が患児のかわりとなり作為的に病状を作り上げることをいう。)
と書いてありますが、この記述は読者に重大な誤解を与えますね。
虚偽性障害とは自分で自分を病気にするのが本来的なパターンであり。その慢性的で重症な病型をミュンヒハウゼン症候群というのです。自分の子供を意図的に病気にするのは、虚偽性障害の中でも「特定不能の虚偽性障害」として分類されています。
この場合「自分の代わりに子供を代理として使う」という形で「代理」という言葉が使われるべきで「代理母」とは何を言っているのか不明です。患児の代わりになって病状を作り上げたから「代理母」なのですか。それは違うでしょう。DSM−Wをきちんと勉強して欲しい。
DSM−W-TRには(今後の研究のための基準案として)こうかいてあります。
代理人による虚偽性障害:
典型的な例では被害者は小さい子供であり、加害者はその子供の母親である。加害者の行動の動機は、代理人を通して病者の役割をとりたいという心理的欲求であると考えられる。
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Re: 〔3〕章(1)節。治療者を揺るがす・・・についてのご感想 ( No.6 )
日時: 2004/09/22 23:36
名前: ぴー

8月にNO5の様な重大な指摘がなされているにもかかわらずこのサイトを作った主は何の反応も示さない。金にならないことはしないということか。こんなサイトはもう閉鎖してはどうか。
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Re: 〔3〕章(1)節。治療者を揺るがす・・・についてのご感想 ( No.7 )
日時: 2004/09/23 20:07
名前: MIU

管理者は『このサイトに参加することはない』と断っているから、反応がないのは、仕方ないことではないでしょうか。
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Re: 〔3〕章(1)節。治療者を揺るがす・・・についてのご感想 ( No.8 )
日時: 2004/09/23 23:55
名前: 熊木徹夫

ぴーさんへ

このサイトの主催の熊木です。
例外的に発言することにします。

皆さんの発言、もちろん見ていない訳ではありません。それらに対し、賛意をおぼえることもあれば、遺憾に思うこともあります。
しかしMIUさんにご指摘いただいている通り、原則「このサイトに参加することはない」という前提をたてている訳ですし、今後もそうしてゆくつもりです。
私の本に対する批判についても、その内容によらずこの場において弁明はしません。そういった批判も含めて、皆さんの建設的な議論に期待しています。機会があれば、どこかで何がしかのレスポンスをとるかもしれません(が、それも定かではありません)。
本を書く者はメディアを使って、お気楽に言いたいこと言っていい身分だ、と思われるかもしれませんが、姿の見えぬ相手からあまんじて批判を受ける覚悟を引き受けていることを、どうかご理解ください。
なお、”金にならぬこと”云々はいわずもがなのことではないでしょうか。純粋に本の内容に言及していただきますように。
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Re: 〔3〕章(1)節。治療者を揺るがす・・・についてのご感想 ( No.9 )
日時: 2004/10/10 11:54
名前: ぴー

熊木さん
NO5の指摘はあなたが「重大な間違いを著書の中で犯している」ということでしょう。それを認める勇気のない人が病者を治療できるのですか。医療過誤を隠蔽する体質と同じだ。
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Re: 〔3〕章(1)節。治療者を揺るがす・・・についてのご感想 ( No.10 )
日時: 2004/10/10 21:13
名前: sea

うーん、ぴーさんそれは論点が違うような気がします。
ミュンヒハウゼン症候群について、私も少し勉強してみました。りゅうさんの指摘は、なるほどと思いました。下の引用を読んで、やっと意味がわかったのですが。
ただ、『重大な間違いを犯していることを、認める認めない』云々の問題ではなく、この掲示板は”管理者は参加しない“という前提で成り立っているのですから、返事がなくても当然ではないでしょうか。”医療過誤を隠蔽する体質“とは、明らかに違うと思います。少なくとも私はこの本を読んで、著者は飾ったり隠すことなく、精神科医の苦悩や問題点について素直に言及しているなと感じました。
以下は
http://www.ihealth.co.jp/main/illness2/kokoro/019.html
より抜粋。
『ミュンヒハウゼン とは
ミュンヒハウゼン症候群の場合、患者であること、患者の役割を果たすことだけが目的のようにみえます。この人たちにとって病気になることの利益は何もなく、せいぜい目立った症状をみせて他人を驚かせる位のものなのです。それまでしても患者でいたいとする内的な衝動〜病人になりたがる病気〜としかいいようがありません。このような患者さんは、苦痛を伴う検査やときとして危険を伴う手術さえも受けます。なお、最近母親がさまざまな手段を使って自分の子どもを病人に仕立て、他人の関心を引くために自分が献身的に看護する姿を演出してみせるという身代り(代理)ミュンヒハウゼン症候群が注目されています。この場合、相手になる子供は幼小児が多く、一種の児童虐待といえるものです。母親には医学知識があり、医療関係者の場合もあります。わが国でも小児科領域を中心にこのような例が報告されているようです。 』
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Re: 〔3〕章(1)節。治療者を揺るがす・・・についてのご感想 ( No.11 )
日時: 2004/10/11 09:08
名前: まいくろ

NO.6とNO.9の人、
「医療過誤を隠蔽する体質と同じだ」「金にならないことはしないということか。こんなサイトはもう閉鎖してはどうか」などと煽動して何様のつもり!
今後ここには書き込まないでほしい。正直ウザいよ!
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Re: 〔3〕章(1)節。治療者を揺るがす・・・についてのご感想 ( No.12 )
日時: 2004/10/11 21:03
名前: りゅう

「代理母ミュンヒハウゼン症候群」
今日新聞で「代理母」という言葉を見つけました。
畜産関係で体外受精をした受精卵を受精卵とは全く関係のない雌の子宮に着床させて妊娠分娩させることが結構行われるそうで、この妊娠分娩の部分を担う雌を「代理母」というのだそうです。人間の場合も癌などで子宮を失って、しかし卵子はある女性が自分の子供を望んだ場合、他の女性に妊娠分娩のところを代理してもらうことがあって、この場合も「代理母」
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Re: 〔3〕章(1)節。治療者を揺るがす・・・についてのご感想 ( No.13 )
日時: 2004/10/26 17:07
名前: トルネード

このへんで少し話題を変えてみませんか?
この章は、ミュンヒハウゼンの定義に終始してしまうには、あまりに惜しいおもしろい問題提起に満ちています。こちらを議論するのが本質的だと思うのですが・・
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