精神科薬物の「官能的評価」各薬物別 BBS
[記事リスト] [新着記事] [ワード検索] [過去ログ] [管理用]

タイトル Re: フルボキサミン ・ ルボックス、デプロメール について。
投稿日: 2010/04/02(Fri) 16:59
投稿者EBM

初めは、不安障害でデプロメール25mgを1日2回+ワイパックス0.5mgを1日3回、約1年間、現在は、鬱でデプロメール75mg+ワイパックス0.5mgを1日2回(朝夕)服用しています。
服用開始から1週間くらいは、何となくムカムカする感じがありましたが、それも「そう言われればそんな感じ」という程度で、ほとんど副作用は感じませんでした。

(私にとっては)良い意味で、服用感をほとんど感じない薬です。良くも悪くも薬の作用は感じず、ただ、飲んでいると大きな崩れはないように思うという意味です。
不安障害と診断されていた頃は、仕事上、デプロメールのお陰で乗り切れた(無理がきいた)と思える場面も多々ありました。
実際のところは、薬そのものの作用のお陰なのか、薬を飲んでいるという安心感(思いこみ?)のお陰なのか判別し難いですし、結果的に鬱で入院するハメになったので「良かった」とは言えない訳ですが…。

入院と同時に1日50mgを100mgに増やし、その後1週間程度で150mg(製薬会社の設定する上限)まで持っていったと記憶しています。
100mgに増やした時は、鬱と疲労のピークで全く何の変化も感じませんでしたが、今思うと、1週間後には主治医と話す時にも自然に笑みがこぼれるくらいの余裕が出てきていました。
これは、薬の効果だけではなく、膠着状態にあった日常(実際には、自分の思考ですが)を入院によって一旦リセットできたという安堵感や休息効果も多分にあったと思います。
副作用もなく調子も良いということで、さらに150mgまで増やしたのですが、その時だけ、眠れない程の胃痛に一晩苦しみ、約1週間胃部膨満感が続きました。
お通じがなくなることはありませんでしたが、約2週間くらいは何となく便秘気味で若干不快でした。
150mgに増やした翌日だけ妙に気分が高揚し、主治医に「躁転」を心配されましたが、その1日だけで治まりました。
デプロメールを飲んで気分的な変化を感じたのは後にも先にもこの時一回のみです。
最後まで残っていた不安発作もほぼなくなり、入院4週間で退院し、今のところは、多少の波はあっても大きな崩れはなく日常生活を送ることができています。
眠くなることも全く無いですし、極めてフラットな状態が続く、私にとっては飲みやすく煩わされることのないとても優れた薬です。
減薬の際に初めて、飲んでいたことを実感する、そういうタイプの薬なのではないかと、今は思っています。


- 関連一覧ツリー (▼ をクリックするとツリー全体を一括表示します)